共幻文庫 短編小説コンテスト#8、落。

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共幻文庫の主催する【短編小説コンテスト2015】の第8回に応募してました。
結論から言えば、落選ですー。あいやー。

第1回から存在は知っていたのですが、余力というか余裕も無い時期が続いていたために傍観してました。
第8回の〆切前日の晩に告知ツイートを見て、その少し前にpixivの企画参加作を上げていたからか、調子に乗ってネタ出しを済ませ、〆切当日(11月1日)に書き上げた形です。

で、その第8回『一杯の水』選考結果発表が今日未明にありまして、当落を確認、と。
思い付きをド直球で書いた一人語りの異色もの、かつ、下限の1000字を少し越える程度の字数での応募だったんですが、思っていたよりも丁寧で長い短評をいただきました。
57点にのぼる作品の総字数を思うと読むだけでも大変でしょうに、その全てに短評を付けるだなんて血を吐いていないか心配になります。
(優秀賞と佳作以外は、選考者の気になった作品のみ短評がつく――はずでしたからね、元は)

ええと。作品は、共幻文庫にて公開の短評込み作品ページ(29番目『イッパイノミズ』)をどうぞ。
以下、短評を受けての感想。


▼Re: 特別審査員 多千花香華子さん

『粗が多い』の言葉に、正直カチンと来ました。せめて「粗が目立つ」だったら――
いえ、選考者が言葉を濁して作者のご機嫌取りをするのはお門違いだと考えてますし、指摘自体も的外れではないので、言うほど気にしてはいないのですけれども。

確かに、設定を細部詰めてはいません。
しかし、イメージ自体は有るので、決め付けてそう酷な言い方をされると悶々としてしまいます。
「そも、『質量をコントロール』できるカプセルだなんて言ってないし」
というのも言い訳に過ぎませんが、読み手がそう取った以上、「カプセル」の規格や仕組みについて盛り込まなかった私のミスに違いありません。
自作に活かします。

※作品内で完結させなくてはダメですけれど、この場を借りて補足でも。

カプセルは卵型で、大きさは野球ボールほど。
コップ一杯程度の水がそのままの質量で入っていて、それがゴロゴロ(いっぱい)ある設定でした。
とても綺麗な水だけど、かさ張って邪魔で仕方がありません。
――お粗末さまでした。

▼Re: 高波編集長さん

これぞ(長さも)短評、と大いに頷きました。
取って付けたように突然姿を現したSF感に説得力が無いのは、間違いありません。
もう少し日にちをあけて、年明けにでも「注意事項」や「商品の規格」の形で終盤に盛り込んでみようと思います。

▼Re: ゲスト審査員 球磨創さん

時間が経ってからこうして読み返してみると、語りが物足りなかったなと自身でも感じました。
文字数による薄さは別として、物語性(独創性の意と取りました)と考えた場合、このパンチでは全然威力がヘロヘロです。
オチの洒落は面白さを狙って書いていないのでツマらなくていいのですけれど、その締め方に余韻を感じさせるには、もっと設定を深堀りする流れを入れなきゃいけませんね。

最後の提案は、このクセのあるテイストで書いてこその雰囲気を維持したいので受け入れられませんが、そういった企図が無ければ有効な手だと思います。


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