前回に引き続き、共幻文庫主催の【短編小説コンテスト2016】の第2回にも応募してました。
今回は二次を通過するも、三次(最終)は通過ならず!
お題発表のされた当初は「勘違いコメディ」を練っていたんですが、どうにもこうにも筆が乗らず、昔書いたことのある500字掌編を昇華させることにしました。
一口に言えば、復讐できずに復讐される人狼の話。
構成上、残酷描写(たぶんグロくはない)が必要になって書いたものの、書いた経験はほとんどありませんで、読み慣れた人にすれば相当のガッカリクオリティーかなと……。
作品はコチラ→『狂い月』(共幻文庫サイト内、短評付き)
有言実行ということで、引き続き全5回の募集に応募皆勤しようと遅筆ながら奮闘してます。
事情があったにせよ、第3回は〆切滑り込みセーフでの応募になってしまいまして、その流れもあって、第3回の一次発表(雑な作品ながら通過させていただきました)を過ぎた今になっても第4回分は〝まだ手をつけていない〟なんて大ピンチに直面していたり(苦笑)
ここで休むか踏ん張るかが、なんとも悩ましいところです。
以下、第2回を終えての考察と、頂いた短評への感想。
第2回のお題は「復讐」。
応募総数67作が一次で28に減り、二次で14に減り、最終で優秀2作と佳作が1作という結果でした。
前回より総数が若干増えている(第1回参加者の誘いを受けたor存在・開催を知った?)けれど一次通過数はほぼ横ばいで、二次は絞りすぎた前回とは変わり「半分に絞った」という雰囲気。
2回分(一次だけなら3回分)になって感じた一次通過の条件は、「発想力(お題への応え)・表現力(ストーリー展開のさせ方、構成)・文章力(台詞回しや描写の練度)」の3要件の総合評価が最低ラインを越えているかどうかかなぁと。
……まだ他者作品は読んでいないので、あくまで〝自作品だけを鑑みて〟ですが。
あとは、3要件のどれか一つでも突出してるような作品があれば、選考後記で触れる形のご様子。
たとえ入選できずとも、そうやって触れてもらえたなら嬉しいし励まされていいですよね。
さて、応募総数58作の第3回・二次以降の結果も待ち遠しいところ。
ラスト(第5回)のお題発表も迫って来てますし、個人目標の「応募皆勤」もどうなることやら――
▼Re: 高波編集長短評
こういう場で文章を褒められたのは初めてで、素直に嬉しい……こほん。
『敵対者の魅力(動機)』は匂わす程度で描かずに省略した〝主人公の罪〟と同じものなので、帰宅から弔う前までの間にデジャビュ扱いで入れれば良かったかなと、応募後に反省してました。
『もう一つ芯の通ったストーリー』についても、そこを補完することで少しはカバーできたろうに。
シーンをストーリーに。
これが今最大の課題なのかもしれないなぁ。
▼Re: 白黒乃エル短評
アクションの描写には結構な苦手意識があるので、『格好良さは出ている』との言葉は幸いこの上ない…。
だがしかし、やはりストーリーの比重も考えなくてはいけませんね。 語りが足りてないというより、語らなさすぎたかな、といった心持ちが作者自身いたします。
▼Re: 河東ちか短評
『登場人物の背景』のことを言われたのは、たぶん初めてです。
「キャラの過去や設定」もしくは「世界観や説明(背景)描写そのもの」のどちらのことかは判じかねますが、後者は特に意識して書いた部分なのでお褒めにあずかり光栄です。
前者だったとしても、それはそれで嬉しい。
『襲った側の説明』は、高波編集長さんに同じく「動機付けの明示をしっかりしよう」といったところでしょうか。
早く息継ぎしたくて(切り上げたくて)アップアップしながら短編を書いているような状態なので、もう少しじっくり潜水(描写・執筆)できるように頑張りたいと思います。
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