第2回小説オリジナリティーコンテスト【#pixiv】

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もう、昨年夏の話なのかと思いつつ、いつもの如く今さら感満載の参加記録。

「同じプロットを元に小説を書いて、どれだけオリジナリティーを出せるか?」
――を競うpixiv内企画の第2回が開催されました。
前回は主催・渡海狐夏さんのプロット課題でしたが、今回は こだま さんのものです。

そして、2回目なので「いかに課題の穴を埋め、いかに課題に沿いつつ抜け道を成すか?」を今度は楽しんでやろうと思っていたんですが、参加作は今回も課題そのまんまです。

[pixiv]企画目録(by渡海狐夏)
[pixiv]マイ参加作「初めまして、さようなら。」
[pixiv]結果発表・振りかえり&次回に向けて(by渡海狐夏)
[pixiv]第二回オリティコン総評(by太刀川るい)

また後日談等の関連作でもと思ったのか、ヨコオ視点バージョンのメモと何文かが残骸として残っていたけれど、あれは闇に葬っておこう。うん。

結果発表から程なくして、太刀川るいさんが総評を書いていらしたので、それも合わせて貼っておきました。
作品名に逐一リンクを貼ってくださっているので、そちらから気になった作品を読むのもよいかと思います。

……総評ね。私も「ほむほむ」言いながら読んだのですよ。
拙作・冒頭の舞台説明段落における「致命的誤字」に今ごろ気付いた身としては、せっかくの『文章力が高い』の言葉を素直に褒め言葉として受け取れなくなりましたorz
(きっと京都式なんだ。遠回しに指摘してるんだgkbr)

以下、開催スケジュールと、そういう諸々の反省。

課題開示:2016.08.08
募集期間:2016.08.08-28
投票期間:2016.08.28-09.10
結果発表:2016.09.11
※後日、感想会あり。

参加作は全部で18作(内、主催の1作は投票対象外)。
テーマとなるお題のみのものと違ってプロットの制約があるためか、3週間あったわりには少なめなのかなと、今思う。

第1回よりは大人しめの作品多数だったから、今回は1点くらいもらえていると信じてる…!
(前回は絶対に得票していない自信があった)

今作の反省点は、大きく分けて2つ。
まず、先にも書いた、最初の段落における「致命的な誤字」のこと。

主人公・斉藤と電話相手・ヨコオの掛け合いをメインにすべく舞台設定を冒頭で済ませたんですが、それはいいとして、問題の第1段落。

『8月某日。晴れた空には大きな入道雲が立ち上がり、今夏の最高気温が塗り替えられた15時から短針がくるりと一周回った時分。その部屋の主は、「節電の為」とクーラーを切っていたがゆえに、扇風機の前で力尽きていた。』

――はいっ! かっこよさげに書いておいて、誤字ってます。
「長針」と「短針」、そのたった1文字で時間が大違いです。
真夜中じゃあ、ないのだよ…!

もう1つは、太刀川さんの総評や、感想会でも確か上がっていた件。
端的に言えば、「読者にフェアな描写(情報の盛込み)をしているか?」という、話を書く上での基本ですね。

着眼は「テレビが点いている or 点ける描写」「ノートやモブの存在を、登場前に匂わせる描写」の有無。

あとになって「実はテレビが点いていた」だとか、「そこそこ重要なのに突然出てきた」だとか、そういう登場のさせ方はフェアじゃない。
で。そこを踏まえた上で拙作を読み返してみると、前者はこだわって書いた(電話を投げてから点けている)のに、後者はやっちゃっている、と。

ノートも友人たちも、一文ずつでいいから盛り込むべきだった。
そのほうが、流れももっとスムーズで良かったんじゃないかな。

っとまぁ、ひとしきり反省したところで。
それでも、執筆不調の時期によく書いたよと自分を褒めておこう。

匿名での感想(結果発表内で公表)、および作品直で感想コメントをくださった方々には、改めてお礼申し上げます。
前参加作と同様、特に事情が発生しない限りは今作も公開を続けますので、何か思うこと・感じたことがありましたら、今後も引き続きコメントいただけたら幸いです。


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