TRANSPARENCYの一時公開の習作、『MAGDALELA』。
前に感想を書いた『正邪闊達』もそうですが、これもまた公開終了しています。
ちなみに、聖女ということなので、見出しをいつもの「異訳」から「異約」にしてみました。
ユグドラシルも出ていることですし、神話系ですよね……「世界再生陰鬱ノベル」ですが。
あまりネタバレにならない範囲で書くのがポリシーなので、
今回もさじ加減に気を付けて書こうと思います。
音と背景と文章が淡々と続く、独立した三つの話が読めます。
ある意味「三人の男から見た世界の話」と言えなくもない。
初めは、神話で語られていくであろう表から見た話。
次いで、神話で語られることのない裏を垣間見た話。
最後は、神話のそれまでを深く知る裏方から見た話。
個人的には最後のが好きです。
彼は断然、超絶――贔屓します。
お惚けほわほわお爺ちゃんっぷりにノック☆ダウンです。
今回のオマケテキストもなかなか楽しませていただきました。
少女時代に「かまいたちの夜」でホラー恐怖体質になってますけど、ちゃんと読みました。
でも、あれはなんと読めばいいのでしょうか?
それだけが気になる……。
最後に、内容とは全く関係ないことをふたつ。
見出しを「神に選ばれし者の末路」にしようか本気で悩みました。
まぁ、それでは意味合いが大分変わってしまうかなと思って止めたわけですが。
TRANSPARENCY作品は全て読んでいると思っています。が、気になるのがエイプリルフールネタ。
不覚にも見落としてしまいました。
何か公開していたらしいことは、サニーガールさんで後になって知りました。
それだけが心残り……ほんと。
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